オリジナル変化球の考察

ここでは、オリジナル変化球について考察します。
パワプロ11のサクセスでは、1年目11月末に阿畑と会うイベントが発生すると、
以降「阿畑のオリジナル変化球」イベントがランダムで発生します。

 

このイベントでは、オリジナル変化球またはオリジナルストレートを作成できます。
オリジナル変化球作成時は、5つの選択肢からカスタマイズ内容を選択します。
スライダー系、シュート系といったカテゴリによって、カスタマイズ内容が変わります。

 

しかし、初回カスタマイズ時(名前を付けるとき)は、どの選択肢を選んでも結果が変わりません。
球種によってあらかじめ決められたパラメータに変化します。
よって、初回カスタマイズ時の選択肢には意味がなく、2回目以降から意味を持ってきます。

 

初回カスタマイズ時のパラメータ変化表を以下に作成しました。
括弧内の数値は、元の変化球との差分です(「2.1 CPUに有効な変化球」の表と比較しています)。
元の変化球からパラメータが上がった場合は水色で、下がった場合はオレンジ色で表示しています。
「横変化」と「縦変化」は、単純比較できないため差分を取っていませんが、基本的に下がります。
※以下の表はパワプロ11超決定版で調査した数値です。開幕版は未調査です。

 

 

☆オリジナル変化球初回カスタマイズ後の内部パラメータ一覧

球種名 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速 パワー補正
ストレート 0 0 0
(-2)
0
(0)
0
(0)
4
(-4)
スライダー 19 0 1
(0)
4
(1)
-14
(0)
4
(-1)
Hスライダー 14 0 1
(0)
5
(0)
-6
(1)
4
(-2)
カットボール 19 0 1
(-1)
4
(-2)
-14
(-10)
4
(-3)
シュート -12 0 2
(1)
2
(0)
-7
(2)
4
(-2)
Hシュート -12 0 2
(1)
2
(-2)
-7
(-2)
4
(-3)
フォーク 0 24 -3
(-1)
1
(-1)
-21
(-7)
4
(5)
パーム 0 30 -4
(-1)
0
(-1)
-29
(-7)
4
(6)
SFF 0 22 -1
(-1)
3
(-1)
-15
(-7)
4
(5)
Vスライダー 0 24 -1
(-1)
2
(-1)
-25
(-7)
4
(1)
チェンジアップ 0 24 -4
(0)
0
(-1)
-30
(-6)
4
(5)
サークルチェンジ 0 24 -3
(1)
1
(-1)
-21
(-1)
4
(3)
ナックル -24~24(*)
26 -2
(-1)
0
(-1)
-30
(-2)
4
(10)
カーブ 24 22 -4
(-1)
1
(0)
-21
(-1)
4
(0)
スローカーブ 28 27 -4
(0)
2
(0)
-30
(2)
4
(5)
ドロップ 21 23 -3
(-1)
3
(0)
-26
(-1)
4
(1)
Dカーブ 8 22 -4
(-1)
1
(0)
-21
(-1)
4
(0)
Sスライダー 21 12 0
(-1)
3
(0)
-17
(-1)
4
(1)
シンカー -16 17 -2
(-2)
3
(0)
-18
(4)
4
(2)
スクリュー -16 17 -2
(-2)
3
(1)
-18
(4)
4
(2)
Hシンカー -15 16 -2
(-2)
2
(0)
-9
(4)
4
(0)

(*)ナックルの横変化は、-24~24の間でランダム変化する

 

 

上記の表についてポイントを解説します。

①オリジナル変化球、オリジナルストレートの「パワー補正」は一律「4」となる
元の球種に関わらず、カスタマイズを行うと「パワー補正」は「4」になります。
フォーク系、特にナックルはこの恩恵を強く受け、打たれても飛びにくくなります。
反対に元々「パワー補正」が小さい球種は、若干飛びやすくなってしまいます。

 

②オリジナルストレートにすると弱体化する
オリジナルストレートは、内部では変化球扱いとなっています。
「ノビ」と「パワー補正」が落ちるため、元のストレートから弱体化します。
見た目の速度も遅くなります。
オリジナルストレートは地雷です。

 

③カットボールのカスタマイズはNG
表のスライダーとカットボールの値を見比べてみてください。
全く同じ値になっています。
カットボールの値は設定ミスで、スライダーの値で上書きされているものと考えられます。
大幅に弱体化するので、カットボールをカスタマイズするくらいなら、スライダーを
カスタマイズしましょう。

 

④サークルチェンジのカスタマイズもNG
カスタマイズすると、サークルチェンジの「横変化」は「0」になります。
以降のカスタマイズで横変化は伸ばせないので、サークルチェンジの独特な軌道が失われます。
存在意義がなくなるので、サークルチェンジののカスタマイズもNGです。

 

 

また、各パラメータには以下の「上限値」と「下限値」が設定されています。

設定値 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速 パワー補正
上限値 30 30 2 5 -3 4
下限値 0 0 -4 0 -30 4

 

内部的にはもう少し高い値まで「上限値」を設定可能になっていますが、カスタマイズ時に
上記の上限値に引っかかると、パラメータが上昇しないようになっているようです。
「上限値」や「下限値」に引っかかってパラメータが増減しなかった場合も、
サクセス画面では増減しているように表示されます。

 

 

 

2回目以降のカスタマイズは、5つの選択肢からカスタマイズ内容を選択することで、
任意のパラメータを伸ばすことができます。
スライダー系、シュート系といったカテゴリによって、パラメータの増減量は変わります。

 

☆スライダー系

「もっとノビのある球に!」が優秀です。
通常プレイ時は「もっとノビのある球に!」を数回選択するだけでもかなり強力になります。

選択肢 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速
「もっとノビのある球に!」 -1 -1 1 0 2
「もっとキレのある球に!」 -1 0 0 1 0
「とにかく変化を大きく!」 3 0 -1 0 -1
「とにかく遅い球に!」 1 1 -1 -1 -7
「ブレーキの効いた球に!」 -1 1 -2 0 4

 

 

☆シュート系

シュート系も「もっとノビのある球に!」が優秀です。
スライダーと違って「縦変化」が+1されるため、何回かカスタマイズすると少しずつ落ちるように
なり、独特の軌道で三振を奪いやすくなります。

選択肢 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速
「もっとノビのある球に!」 -1 1 1 0 2
「もっとキレのある球に!」 -1 0 0 1 0
「とにかく変化を大きく!」 3 0 -1 -1 -1
「とにかく遅い球に!」 0 1 -1 -1 -7
「ブレーキの効いた球に!」 0 1 -2 0 4

 

 

☆フォーク系

フォーク系も「もっとノビのある球に!」が優秀です。
弱点である「ノビ」「球速」の低さを補うことができます。

選択肢 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速
「もっとノビのある球に!」 0 -1 1 0 2
「もっとキレのある球に!」 0 -1 0 1 0
「とにかく変化を大きく!」 0 2 -1 0 -1
「とにかく遅い球に!」 0 2 -1 -1 -7
「ブレーキの効いた球に!」 0 -2 0 0 4

 

 

☆カーブ系

カーブ系は「ブレーキの効いた球に!」が優秀です。
「ノビ」以外がすべて上昇します。

選択肢 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速
「もっとノビのある球に!」 -1 -1 1 0 1
「もっとキレのある球に!」 0 -1 0 1 0
「とにかく変化を大きく!」 2 1 -1 0 -1
「とにかく遅い球に!」 1 1 -1 -1 -7
「ブレーキの効いた球に!」 1 1 -2 0 4

 

 

☆シンカー系

シンカー系は全体的に微妙ですが、選ぶとすると「もっとキレのある球に!」です。
何回かカスタマイズすると、縦変化のみ小さくなり、独特な軌道になります。

選択肢 横変化 縦変化 ノビ キレ 球速
「もっとノビのある球に!」 -1 -1 1 0 1
「もっとキレのある球に!」 0 -1 0 1 0
「とにかく変化を大きく!」 1 1 -1 -1 -1
「とにかく遅い球に!」 0 1 -1 -1 -7
「ブレーキの効いた球に!」 0 1 -2 0 4

 

 

ここまでオリジナル変化球について考察してきましたが、最終的に「最強」のオリジナル変化球を
作成するにはどうすればよいのでしょうか。

 

答えは、「ナックルをベースにしてカスタマイズを繰り返す」です。
ナックルの弱点であった「パワー補正」は、オリジナル変化球にすることで改善されます。
他のパラメータはカスタマイズで上げることが出来ますし、何よりランダム横変化は
強力な武器になります。

 

 

次は「ナックルのカスタマイズ」について考察します。

 

 

→ナックルのカスタマイズ
→トップページ

 
inserted by FC2 system